当院での日帰り白内障手術について
●白内障手術はどのように・・・
1. 診断、手術検討
白内障進行に伴う視力低下、日常での不自由を自覚され、手術のご希望がありましたら、手術日程含め相談させて頂きます。
※全員が日帰り手術の適応にはなりません。
・目の状態
・全身状態
・術後の通院が可能かどうか
他にも様々な点を考慮し、日帰り手術が適当かどうか判断させて頂きます。 入院での手術が望ましいと思われる際には設備のある総合病院を紹介させて頂きます。
2. 手術前検査、説明
白内障手術前には詳細に検査を行う必要があります。
一般の眼科検査に加えて、眼軸長検査(目の長さを測定)や角膜曲率検査(黒目のカーブを調べる検査)を行い、白内障手術時に眼内に挿入する眼内レンズの度数を決定します。
眼内レンズは基本的に遠くか近くどちらかにしかピントが合いません(単焦点)。
その方の生活スタイルによって、遠くか近くどちらに焦点が合うのがよいか検討し、相談のうえで眼内レンズの度数を決定します。
手術を受けていただく患者さん、ご家族に対して詳細に手術に関する説明をさせていただきます。また、手術前後の注意点や手術当日の流れなど詳しい説明も看護師から行います。
3. 手術当日
Step1.ご来院
指定のお時間に来院していただきます。
Step2.体調の確認・点眼
体温や血圧測定をし、その日の体調を確認します。
その後手術のための点眼(散瞳薬や麻酔の点眼)を行います。
準備が整いましたら手術室へご案内いたします。
Step3.手術
手術は通常局所麻酔(点眼麻酔)で行います。麻酔が十分に効いたことを確認し、消毒をしっかりした上で手術開始となります。
手術自体は10分前後で施行可能です(白内障の進行程度やその他の眼内の状態によって手術時間には個人差があります)。 点眼麻酔ですので、医師やスタッフと会話もできます。緊張される方が大変多いですが、声をかけながら手術が進行しますので、リラックスして手術を受けて下さい。
Step4.術後
無事手術が終わりましたらリカバリー室にて約30分程度安静にしていただきます。特に状態に変化がなければご帰宅いただくこととなります。
4. 手術後
手術当日は眼帯をしていただきます。
翌日の診察までは眼帯のままです。手術の後は感染予防や炎症予防のために2，3か月程度の点眼継続が必要になります。また、目の状態が安定するまでは定期検査が必要になります。
検査間隔や点眼に関しましては個人差がありますので、その都度説明をさせていただきます。
